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イスとアートの新たな対話を体感する企画展『イスとアート展』を表参道で開催 イスとアートの新たな対話を体感する企画展『イスとアート展』を表参道で開催

Press Release

イスとアートの新たな対話を体感する企画展『イスとアート展』を表参道で開催

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ソーシャルインテリア代表・町野が共同プロデュース

「インテリアの世界を変える。インテリアで世界を変える。」をミッションに掲げ、家具・家電のセレクト型オンラインストアとオフィスの構築支援、家具什器受発注プラットフォームを展開する株式会社ソーシャルインテリア(東京都港区、代表取締役:町野 健、以下ソーシャルインテリア)はtHE GALLERY OMOTESANDO(東京都渋谷区)と共催で、家具とアートが融合することで生まれる、新たな体験を提供する展覧会『イスとアート展』を6月20日より開催することをお知らせいたします。本展は、イスの本質に立ち返り、アートとの融合を通じて空間の可能性を拡張する試みです。

プロデュースは、ソーシャルインテリアの代表 町野健と、tHE GALLERY OMOTESANDOのプロデューサー 久々野智小哲津(くくのちこてつ)氏。空間の可能性を問い直す、新たな視点をお届けいたします。


開催概要
  • タイトル:イスとアート展
  • 開催期間:2025年6月20日(金)〜 6月29日(日)
    ※6月19日(木)は関係者向けレセプションを予定しております(招待制)
  • 会場:tHE GALLERY OMOTESANDO(東京都渋谷区神宮前5-16-13 SIX HARAJUKU TERRACE)
  • 開催時間:13:00-20:00
    ※6月27日(金)のみ14:00-21:00
  • 主催:ソーシャルインテリア × tHE GALLERY OMOTESANDO
  • 企画プロデュース:町野 健/ 久々野智 小哲津
  • 入場料:無料

コンセプト

うつくしい。ここちいい。 人が空間から得る体感。

その空間から得る体感に影響する重要な二つの要素。 家具とアート。

それぞれがうつくしい。ここちいい。

組み合わせることで、 なお私にあった、うつくしい。ここちいい。 になる。

今回の展覧会では、

椅子とアートを一緒に体感してもらい その組み合わせでしか感じられない うつくしさと、ここちよさを。

ー 久々野智 小哲津(くくのち こてつ) / プロデューサー


会場・ギャラリー

アートとファッションの文化の発信地、表参道。

世界的なブランドのフラッグシップショップが立ち並ぶステイタスと、今の時代を感じるトレンド感を併せ持つ通りの奥。

これから世界に出ていく日本人アーティストや世界からのアーティストの展覧会に加え、ハイクラスの顧客対象のイベントでも活用されるギャラリースペース。

tHE GALLERY OMOTESANDO 公式サイト


展示内容(インテリア)

著名デザイナーによる名作イスを中心に、多様な視点で選定されたイスたちが登場。それぞれのイスは、アーティストとの共創によって再構築され、唯一無二の“アートピース”として展示されます。また、来場者が実際に座って体験できるインタラクティブな展示も予定しています。(イスのほか、照明やテーブルなどを含め約10点を展示予定)

《展示予定作品(一部)》

How High the Moon(Shiro Kuramata / 倉俣 史朗)

日本の金属加工の技術を使って蘇った一脚

倉俣史朗の代表作のひとつ。20世紀のデザイン史で欠くことのできない椅子で、世界の主要な美術館の収蔵品になっています。素材は、建設現場などで用いられることの多いエキスパンド・メタル。それまで家具に使われることのなかった素材で、倉俣らしい「軽やかさ」や「儚さ」が表現されています。金属の先端と先端を溶接で繋いで、伝統的なアームチェアの形に仕上げるには職人の高い技術が必要。観賞用の作品ではなく、椅子として「座る」ことができるのも倉俣さんが意図したところです。2009年以来製造されていませんでしたが、ギャラリー田村ジョーの手で復刻。センプレはメーカーとしてこの椅子に関わっており、シリアルナンバーの入ったプレートが付与されています。【1986年デザイン】

Sing Sing Sing(Shiro Kuramata / 倉俣 史朗)

倉俣がエキスパンド・メタルを用いた最初の椅子

倉俣が好んで用いた素材のひとつである、エキスパンド・メタルを用いた最初の椅子です。一体となった背と座は、流れるようなS字のライン。前脚しかない片持ち構造で、脚と一体となったカーブした肘掛が、緊張感を生み出しています。後ろ脚がないため座ると脚がしなり、金属の座面なのに想像以上に座り心地は柔らかです。名前は、ノリの良いジャズのスタンダードナンバーから。長い事製造されていませんでしたが、ギャラリー田村ジョーの手で復刻。センプレは、メーカーとしてこの椅子に関わっており、シリアルナンバーの入ったプレートが付与されています。【1985年デザイン】

Apple Honey(Shiro Kuramata / 倉俣 史朗)

掛け心地がよく普段使いのできる一脚

安藤忠雄が1985年に設計した京都下鴨のカフェレストラン、モン・プティ・シュのためにデザインされた椅子です。フォルムは、鉄製のスツールに、肘掛けと背もたれが一体となったステンレスパーツを差しこんだシンプルなもの。パーツを傷つけずに仕上げるには、職人の高い技術が要求されます。座面が低いうえ、復刻版はしっかりクッションが入っているので、掛け心地がよく普段使いのできる一脚です。長い事製造されていませんでしたが、ギャラリー田村ジョーの手で復刻。センプレはメーカーとしてこの椅子に関わっており、シリアルナンバーの入ったプレートが付与されています。【1985年デザイン】


展示内容(アート)

作品それぞれがイスという日常的な存在に独自の解釈を加え、新たな意味づけや物語を吹き込みます。アートによってイスの「見え方」を変えることで、空間における家具の在り方そのものを問いかける構成となっています。

《展示予定作品(一部)》

アーティスト:戸泉恵徳 / 作品タイトル:Treasure hunting

アーティスト:小川 剛 / 作品タイトル:Levitation prism


プロデューサー コメント
町野 健

置かれる場所は同じなのに、何ら不条理な理由はなく、別々の販路を開拓してきた、
インテリアとアート。

なぜそうなったのか、とても興味深いし、可能性を感じます。

立ったまま観ることが多いアート

アートと一緒になることがまだ少ないインテリア

両方がもっと敷居を下げて等身大に、気軽に、交わる場所を作るとどうなるか?

その答えを広く来場者の方とお話できればと思います。

ぜひ、このありそうで無かった、組み合わせの経験価値を実感してみてください。

久々野智 小哲津

今の時代は、嗜好品の時代だ。

嗜好品とは好きなもののことで、無駄なものともいえる。

戦後、生活が不便だった時代は、便利にしてくれるものがどんどん増えた。

そのあと、生活を楽しくするものが増えた。

音楽を楽しむステレオ、映像を楽しむテレビ、友達を楽しむテレビゲーム。

いつの間にか生活に必要なものは、すべて部屋にそろった。

で今は、

何が好きか?何が心地いいか?

嗜好品と感性の時代になっている。

椅子は座れればよい。

でも、自分と一体化する上で自分の感性やスタイルにあっていたほうがいい。

壁は何もなくても良い。

でも、自分が見ていて気持ちよくなる、自分の感性を刺激するものがあったほうがいい。

自分の感性を刺激する部屋において、椅子とアートをセットで考えてみた。

あなたの嗜好品としての椅子とアート。

あなたをあらわす椅子とアート。

今回は、椅子に座ってアートを見てほしい。

あなたの感性にあった椅子とアートの組み合わせを体感してほしい。