「よいものが、循環する社会へ」をミッションに掲げ、家具・家電の通販サービスとオフィスの構築支援、家具什器受発注プラットフォームを展開する株式会社ソーシャルインテリア(東京都港区、代表取締役:町野 健、以下ソーシャルインテリア)は、AKIO NAGASAWA Galleryによる田島一成氏の作品「WITHERED FLOWERS」を、共創型スペース『THE MUSEUM』内で9月19日より展示することをお知らせいたします。
©Tajima Kazunali, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
展示内容
タイトル | : | 田島 一成「WITHERED FLOWERS」 |
展示期間 | : | 2024年9月19日(木) – 10月31日(木) |
展示場所 | : | ソーシャルインテリア『THE MUSEUM』 東京都港区南青山2-5-17 POLA青山ビルディング 9F |
企画 | : | 久々野智 小哲津 (くくのち こてつ) |
©Tajima Kazunali, Courtesy of Akio Nagasawa Gallery
長澤氏と田島氏をお招きしたトークイベントを、10月21日(月)に開催する予定です。詳細は後日、ソーシャルインテリアのイベント案内ページにてお知らせいたします。
ソーシャルインテリア イベント案内ページ|Peatix
AKIO NAGASAWA Galleryについて
AKIO NAGASAWA Gallery / Publishingは、主に日本の戦後作家を、展覧会の開催と作品集の出版を通じて国内外へ紹介する活動をしています。指針としては、作家の活動に対してギャラリーが触媒となり、共に新しい作品を生みだし、その作家の活動歴、ひいては芸術の歴史に参画したいと考えています。
銀座・青山・虎ノ門と三つのスペースで活動をしており、それぞれの場所性を念頭に、そこに集う人々の属姓も考慮したプログラムを組んでおります。
AKIO NAGASAWA Gallery / Publishing
【長澤章生氏 コメント】
アートを生活の空間に取り入れること、そのことによって得られる生活の豊かさは、経験しなければ決して理解出来ないと思います。もちろんアートが無くても生きてはいけるでしょう。しかし、そこにアートがあることで生まれる経験は、何事にも代え難いことだと思います。この度、ソーシャルインテリアのショールームというギャラリーとは違う日常に近い空間でアートの存在理由を体感していただければ幸いです。
展示作品「WITHERED FLOWERS」について
田島 一成(Kazunali TAJIMA)
1968年 東京都生まれ。
写真家・五味彬氏アシスタントを経て独立後、1989年からパリ、ニューヨークで活動。
2002年から東京を拠点に、広告、ファッションを中心に、音楽系やTVコマーシャルにも活動の場を広げる。
1997年 American Photographie Annual(アメリカ写真年鑑)掲載。2007年、2013年ADC賞受賞。
Official Site
https://www.mildinc.com/tajima-kazunali-magazine
Instagram
https://www.instagram.com/tajimakazunali/
【田島一成氏 コメント】
今回の展示は枯れた花をテーマに個人的な作品として東京の自分のオフィスで6年間撮影した物の一部である。
行きつけの花屋で花を買っては枯れ具合を数日間観察し一人で撮影した。枯れた花の美しさ、それはまるで老人の深く皺の刻まれた皮膚の様であり、水分が失われることで表れるシルクの様な艶、オーガンジーの様な硬質なイメージであったり生の肉の様な妖艶さであったりと、どこか重苦しくダークでデカダンな美しさでもある。
ファッション写真家として写真を撮って来た自分は、衣服を纏ったモデルとして花を見ながら光を当てたり、ビューティーショットで人物の頭部を撮る様にフレーミングしながら花を撮影してきた。ある時は雄蕊がモデルの頭部に、花弁がひらめくコート、またはAラインのクラッシックなドレス、モダンでアバンギャルドな形のドレスに見えた。
朽ちていく花の造形を見ながら、これはまるであのデザイナーの服みたいだと妄想しながら撮った物も多い。朽ちていく過程で花達が見せる生命の力や移ろいに目を向けている。
全ての花は顔が違うのでそれぞれの花に対していく通りも別の角度から光を当て撮影し、自分が最良だと思う写真を選んでいる。
この写真群は一般的な美しい花の写真では無いかもしれないが、他者の視点や感覚を一切排除して自分の心に正直に撮った写真達である。